バクシン!バクシン!!
皆様、今日も元気にウマ娘エンジョイされていますでしょうか。
私は日がな一日やっていて、あきれられております...。
ちょっと触らずにいると禁断症状が出る危険なゲームなんですよね。(マヤノトップガンかわいい)
さて、今回は序盤はだれもが育成に取り掛かるであろう、☆1のウマ娘について書いてみようかなと。
あ、でもゲームの育成ガッツリの記事ではないので、そこは期待しないで頂きたいのですが。
どちらかというと「どういう馬だったのか、どういう種牡馬なのか」みたいな感じの記事にしようと思ってます。
というのも、その馬の個性とか経歴とかを知っておくのは、育成を進める上でも決して無駄ではないと思うからなんですよね。
このゲーム純粋な競馬ゲームとしての血統継承みたいな要素も含まれているので、後に種牡馬および繁殖牝馬としてどんな特徴をもって、どんな結果を出したのか、なども予備知識として持っておいて損はないのかなとも思いまして。
タイトルにもありますが、馬個人の特性なんかに関してはゲームと関係ない、僕個人の感覚が多分に含まれているので、そこはご了承のうえお読みいただけると幸いです。
つまり実際のとこゲーム攻略にどこまで役立つかはなんともいえないということですねー。(この時点で読んでもらえない)
実際の性別:♂
このゲームにおける真のチュートリアル。
それはバクシンオーの育成。
スピードを!
ひたすら!!
擦り続ける!!!(適宜スタミナを擦らないとマイルCSで負ける)
戦術は!
逃げるのみ!!
というお手軽育成で、URAファイナル勝利すら見える!
そんなわけで世の中には早くもバクシン教なる宗派が生まれているとか。
さてそんなバクシンオーですが、現役時代は最強のスプリンターとして鳴らしたまさしく"驀進王"でした。
通算成績21戦11勝とだけ聞くと、結構負けてるな?とも見えるんですが、うち1400m以下のレースでは12戦11勝ととんでもない競争成績を残しています。
スプリント戦(1200~1400)ってレースとして紛れも多いので、ここまで安定した実績を残していること自体が結構凄いことだと思います。
レース内容としても純粋なスピード能力を活かして序盤から先行し、4コーナーで突き放すという先行馬のお手本のようなレースが多かった印象があります。この辺はゲームでもキレイに再現されているのではないでしょうか?
そんなわけで「日本競馬における歴代最強のスプリンターは?」と問われた場合、競馬ファンであればいまだにバクシンオーと答える人も多い、言わずと知れたスーパースターホースの一頭です。
なんで☆1やねん。(そのうち☆3も出ると思いますが)
さてそんなバクシンオーですが、史実では1600m(マイル)以上になるとからきしになる、というお茶目な一面もあります。
育成ストーリーでも距離に関するものがたびたび出てきますが、この辺りが元ネタになっていますね。
皆様の腕で是非バクシンオーにマイル、いやそれ以上の重賞勝利をもたらせていただければと思います。
種牡馬としてのバクシンオーですが、その良質なスピードを産駒に与える、イメージそのままの馬という印象です。
活躍馬としてはグランプリボス(NHKマイル)ショウナンカンプ(高松宮記念)ビッグアーサー(高松宮記念)シーイズトウショウ・カノヤザクラ・ダッシャーゴーゴーなど。(全てウマ娘には未登場)
とにかくスピードに溢れる短距離路線での活躍馬が目立ちますね。
あと仕上がりが早い馬が多く、デビュー戦などでもサクっと勝つ馬が多い印象があります。
後継種牡馬にもそこそこ恵まれ、サイアーラインとしてはすぐには途絶えないのではないでしょうか?
因みにゲーム未登場ではありますが、アニメでは毎週登場しているキタサンブラックにとっては、「母の父」という関係性にあたるため、人間に当てはめれば「おじいちゃんと孫」という関係性となります。
キタサンブラックに関しては、母父サクラバクシンオーの馬が長距離G1を勝てるのか?というのが毎度話題になるくらい、競馬ファンの間では当時ホットな話題のひとつでしたね。
結果としてキタサンブラックは菊花賞・天皇賞春秋・有馬記念などの中長距離レースを制覇し、血統面のクエスチョンに回答を示しました。
サクラバクシンオーの血統自体が短距離特化の血統ではないため、母の父として豊かなスタミナが補完された、という考え方が出来ます。この辺も競馬の面白さですね。
実際の性別:♂
98年クラシック世代。俗に”最強世代”とも呼ばれるこの世代において欠かせない名バイプレイヤーがこのキングヘイローですね。
父は80年代欧州最強馬とも名高いダンシングブレーヴ。母もまたアメリカのダート競走におけるG1を7勝した歴史に残る名牝グッバイヘイローと、超良血中の超良血馬です。
血統面における評価では同世代馬の全てをブッチギリ、ダントツの一番手。ウマ娘におけるお嬢様キャラもそれに由縁しています。
また緑色の勝負服も元ネタとなったキングヘイローが緑色のメンコ(覆面のようなもの)を被ってレースに挑んでいたことが由縁ですね。
前段の通り、その血統背景からクラシック戦線での活躍を期待されていたものの、クラシック路線ではスペシャルウィーク・セイウンスカイの後塵を拝し、古馬となってからも中長距離路線で活躍する同世代のグラスワンダー・エルコンドルパサーなどと比べ勝ちきれないレースが多く、徐々に期待感を失いながらも、決して下を向かずひたむきに走り続け、6歳時の高松宮記念でようやく悲願のG1制覇を成し遂げました。
クラシック戦線での活躍を期待されながら、初めてG1を制したのは1200mである、というところがこの馬と関係者の不屈の魂を伝えてくれているようで、いつもグっときます。
因みに彼のそんな姿勢をJRAのCMでは
「敗れても、敗れても、敗れても、決して首を下げなかった」
「緑のメンコ 不屈の塊」と表現しています。
カッコイイので是非そのCMもチェックしてみてください。
良血でありながら苦難の道程を進み、それでも決して折れず、立ち向かい続けた姿はなんとなくトウカイテイオーとも重なる姿ですね。
さてそんなキングヘイローですが、初のG1制覇を成し遂げた高松宮記念でのレースのように、後方待機からの差し切りを得意としていた印象があります。
ただ動かない時にはなかなか動かなかったり、使える足がそれほど長くなかったようで、結構難しい馬だったんじゃないかな?と思える馬でもありました。
残念ながらその乗りづらさみたいなものはゲーム面でも結構再現されている感じがあり...今のところ育成が結構難しい馬という印象があります。。
最終的なゴールは高松宮記念という短距離レースですが、中盤までは王道を歩むのでスタミナも鍛えなければいけない、というところで育成自体も難しく、なおかつレースにおいても決め手を発揮し辛いので安定感が無いといいましょうか。。
まぁこれは僕の腕のせいだと思うので、キングヘイローを使いこなしている方がいらっしゃいましたらアドバイスをいただけると嬉しいです。。
種牡馬としてのキングヘイローですが、良血でありながら競争成績がそこまで、ということもあって初年度から種付け料(交配に際して支払うお金)が安めに設定されていたこともあり、沢山の交配相手を集め、順調な種牡馬生活を送りました。
活躍産駒としてはカワカミプリンセス(オークス・秋華賞)・ローレルゲレイロ(スプリンターズステークス・高松宮記念)・メーデイア(JBCクラシック)など。
また変わり種ではありますが北九州で暴れまくったキングスゾーンなんて馬もいました。
因みにカワカミプリンセスはウマ娘にも登場しており、サポートカードの育成などで親子の絡みが発生しますね。
産駒の特徴としては重厚な血統に裏打ちされ、芝・ダート問わず活躍する馬が多い印象ですね。クラシック路線で大活躍、という馬は残念ながらそれほど登場しませんでしたが、仕上がりの早さと体の頑丈さで平場のレースにおいては安定して買える種牡馬という印象があります。「春のリファール」という言葉にある通り、春先の短距離レースではキングヘイローを買おう、みたいな血統派あるあるもあります。芝ダート問わず基本的には短距離路線で活躍する馬が多い印象ですね。
とはいえカワカミプリンセスのような切れ味のある馬を出したり、ローレルゲレイロのような逃げ先行での粘り腰のある馬を出したりと、母方の特性を生かす特徴を持っていた馬だとも思うので、その辺がゲームでも再現されていれば、血統に入った時に後々眠っている因子を呼び起こすような効果をもたらす可能性があります。そこにも期待してみたいですね。知らんけど。
実際の性別:♂
超高速で移動する粒子「タキオン」から名前を取られた超光速の貴公子。
因みに「アグネス」は冠名ですが(馬主が個別に設定する名字みたいなもの)、これは馬主さんの娘さんがアグネス・チャンさんのファンだったことに由来しているそうです。(へぇ~~)3へぇいただきました。ありがとうございます。
キャラクター設定は主に「タキオン」の部分から持ってきたんでしょうけど、なかなか苦しかっただろうなぁ。。
全兄(父と母が全く同じ馬)アグネスフライトがダービー馬、母のアグネスフローラは桜花賞馬、祖母のアグネスレディーはオークス馬と、兄弟家族がクラシックレースを制しているエリート一家に生まれたことから、早くから期待をかけられていました。
その期待に応えるようにデビュー戦で圧勝を飾ると、続くたんぱ杯3歳Sも同期の期待馬ジャングルポケット・クロフネを抑えレコード勝ち。
翌4歳時には弥生賞から始動し、ここも完勝(4着にマンハッタンカフェ)。
1番人気で迎えたクラシック1戦目皐月賞も完勝し、すわ三冠馬の誕生かと持て囃されるも競走馬にとっての致命傷である屈腱炎を発症し引退。
後にG1レースを制した同世代馬たちを淡々と破り続けての引退だったために彼を「幻の三冠馬」と呼ぶ声もいまだにあります。
因みにアグネスタキオンも前段のJRACMに取り上げられています。こちらもカッコイイ!!
その短い競走生活故に競走馬としての全貌がどのようなものだったのか、全ては想像するしかなかったのですが、そんな彼の能力の高さをある後継馬が証明してくれることになりました。
アグネスタキオンの代表産駒といえば?
そう、それはもちろんダイワスカーレットです。
この馬に関してはまた個別で取り上げる必要があると思いますが、競争生活において一度として連体を外すことなく、桜花賞や秋華賞、エリザベス女王杯といった牝馬限定G1だけでなく、有馬記念といったビッグレースを制した日本競馬に名を残す希代の名牝ですね。
スピード能力だけでなく、ライバル=ウオッカとの熾烈な争いに代表される凄まじい勝負根性もあり、父アグネスタキオンが持っていたであろう底力を証明してくれる活躍でもありました。
またそれだけでなくディープスカイ(日本ダービー)キャプテントゥーレ(皐月賞)リトルアマポーラ(エリザベス女王杯)など(全てウマ娘未登場)主に芝のクラシックディスタンスで活躍する馬を多く輩出し、サンデーサイレンスの後継種牡馬の中でも際立った種牡馬成績を収めました。
産駒全体の特徴としては、スピードと瞬発力に秀でた芝馬が多かった印象です。
反面コロっと負ける時は負けてしまう産駒も多く、勝負強さという面では今一つな産駒も多かったイメージがありますね。それでも一瞬の切れ味を武器に重賞戦線で活躍した馬は数知れず。ただダートでの活躍馬はほとんど排出していないと思います。
恐らくゲーム面でも良質なスピードと瞬発力(このゲームでは瞬発力の能力値無いけど)をそのまま引き継がせてくれる馬になると思うので、芝馬育成においては結構重要な存在になる気がしてます。
因みに素直さがゲーム内でもきちんと再現されてて、☆1勢の中でも育てやすい馬だと思いました。バクシン!!に飽きたら、育ててみてはいかが??
実際の性別:♂
本人よりも主戦=柴田政人と共に語られることが多い第60代日本ダービー馬。
ジョッキーとして「日本ダービーを制しダービージョッキーとなる」ことが夢と話し続けていた柴田に、最初で最後のダービー制覇の殊勲を与えた馬です。
本キャラがダービーへの強いこだわりを見せているのは、そんな柴田Jのキャラクターを投影したものと思われますね。
競走馬としては3歳~4歳時に主に活躍し、ビワハヤヒデ・ナリタタイシンとのライバル関係はそれぞれのアルファベット頭文字を取って「BNW」の愛称で親しまれていました。
そんな彼ら(彼女ら?)の友情とライバル関係に関してはアニメウマ娘でもOVAや2期本編で描かれているので、ぜひチェックしてみてくださいませ!
皐月賞でナリタタイシンに敗れるも、ダービーでは中段から早め先頭に飛び出ると、ナリタタイシン・ビワハヤヒデとの熾烈なたたき合いを制し、見事勝利。
会場は柴田のダービー制覇を喜ぶ「政人」コールに包まれました。(ここはTVアニメ二期で再現されましたね)
この辺りもまたJRAのCMになってますので是非チェックしてくださいませ。(というかウマ娘関係者JRACM好きすぎでは?)
競走馬としてはダービー制覇を最後に「燃え尽きてしまった」とも言われており(実際にはダービー制覇後の京都新聞杯には勝利していますが)、ジョッキーと心身共に繋がった浪花節の馬というイメージもあり、その辺りが「感情の起伏が激しい」というキャラ設定にも繋がっている感じがします。
というかBNWは実際の馬たちがみんな個性的でキャラも違う子たちなので、割とそれを忠実に再現してる感じがしますね。ナリタタイシンとビワハヤヒデの実装はよ!!
ゲーム内ではダービーでの闘志溢れる走りが上手く再現されている印象です。
素直な走りながら、競りかけられても簡単には怯まない闘志の強さ・勝負根性を見せてくれますね。想像だとちょっと使いづらいのでは?と思ってもいたんですが、スピードをうまく因子で補ってあげれば素直に成長してくれるので、☆1勢の中でもなかなか扱いやすい馬という印象です。因みにゲーム内なら菊花賞も余裕で勝てます!(サポートでSSRスーパークリークがいると良いですね)
とはいえ中距離の芝先行馬は層も厚いので、それ以上のアドバンテージが無いと育成の第1候補には入りづらい感じもありますけど。こんなところもまたウイニングチケットぽいよねとは思います。
因みに種牡馬としてはそれほど目立った活躍馬を出せておらず、参考になる要素がほとんどありません。そういう意味では「ウイニングチケットの因子で最強馬を作りたい!」という愛情が求められる馬になるのかな?という感じはしますね。
種牡馬入りした当時はサンデーサイレンス全盛期。しかも父親であるトニービンもまだ現役の種牡馬だったこともあり、相当恵まれない種牡馬生活だったんではないかなぁとも思えますね。血統的には悪くないと思いますし。一般的にはトニービンは母父として良質なスタミナを補完してくれる馬、という印象もありますので、スタミナ因子を付けたウイニングチケットとかを作って組み込んでみるのは面白そうだなぁと競馬ゲーマー脳では思いますけども、そういう要素あるのかしら?
長くなり過ぎちゃったので後編に続きます!!!
その間にマチカネフクキタルとか触ってみないと!!!!